ジャランスリワヤの98651を買う。

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今年の武蔵美の卒展で田中承というひとの作品だったと思うが、網戸のように細かいマス目がはいった、凹凸のある真っ白なキャンバス?の上を懐中電灯の光がすーっと動いて行く、というだけの映像作品があり、それが見ていてまったく飽きない。しかもどうして飽きないのかわからない。見ようと思えば30分とかは余裕で見ていられた。そのとき、芸術はまさにそういうものだと思ったのだった。

もしかしたらこういう芸術観が自分のなかに根強いのは、小説によって培われたものなのかもしれない。

演劇ってそういうのはあんまりない、といつも思う。たぶん、稽古するからだろう。